
— 留学生インターンとして体験したリアルな現場
こんにちは。私は現在、dottでインターンをしている留学生です。これまで学校では、主に個人での開発課題が多く、「自分で設計して、自分でコードを書いて、提出する」スタイルが基本でした。しかし、インターンで参加したのは、実際のチーム開発。最初はとてもわくわくしていましたが、いざ始まってみると、想像以上にむずかしい部分もたくさんありました。
このブログでは、私が体験したチーム開発のリアルな一面を紹介したいと思います。
1. 一人でできないことが、チームだと実現できる
チーム開発の一番の魅力は、一人ではできないことがチームなら実現できるという点だと思います。たとえば、ある機能を作るときに:
- フロントエンド(画面を作る人) を1人が担当し、バックエンド(データの処理をする人)を別の人が担当する
- 一つの機能でも、分担して作業することで効率的に進められる
- お互いにコードをレビューし合って、バグや改善点を早く見つけられる
といった流れがあります。
一人では作れないようなしっかりしたシステムが、チームの力で少しずつ形になっていく様子を見て、「こうやって実際のプロジェクトは進んでいくんだ」と感じ、とても新鮮でした。
2. でも、簡単にはいかない…
もちろん、良いことばかりではありませんでした。特に難しかったのは、以下のような点です:
- 誰がどのファイルを変更しているか把握しきれない
- Git(コードの管理ツール)で、コードがぶつかって直すのが大変になることがある
- 自分の作ったコードが、他の人のコードとつながらない
- 日本語でのやりとりで、説明や確認がうまくできない
最初は「とにかく自分の担当部分を終わらせる」ことだけに集中してしまい、チームの流れと合わなくなってしまったこともありました。
3. 学んだこと:「コードを書く」以上に大切なこと
このチーム開発で、一番学んだのは、コードを書くことだけが開発じゃないということです。
- 進捗を共有する(できたこと、まだのこと、困っていること)
- 他の人のコードを読む・レビューする
- ドキュメントやタスクの管理をしっかりする
- 何より、「相手に伝える力」がとても大事
特に私のように日本語が完全ではないインターンにとって、伝え方を工夫することはとても重要でした。図にしてみる、簡単な言葉で説明する、Google翻訳を使う、など、いろいろ試しながら少しずつ慣れていきました。
4. チームで作るからこそ、「うまくいったとき」が嬉しい
苦労も多かったですが、連携がうまくいって、機能が動いたときの達成感は最高でした。
「〇〇さんのAPIと、自分の画面がちゃんとつながった!」
「レビューで指摘されたところを直したら、コードがもっと良くなった!」
そんな小さな成功の積み重ねが、チーム開発の魅力だと思います。一人で作っていたときとは違い、仲間と一緒にゴールに向かって進むことの楽しさを実感しました。
まとめ
今回のインターンで、初めて「チームで開発すること」の難しさと楽しさを知りました。うまくいかないときもありましたが、それを共有できる仲間がいて、アドバイスをくれる先輩がいて、一人じゃないからこそ成長できたと感じています。
留学生でも、日本語が苦手でも、伝えようとする気持ちと協力する気持ちがあれば、チーム開発はきっと乗り越えられます。
最後に(これからインターンする人へ)
一人でコードを書くスキルも大切ですが、チームで開発する経験は、それ以上に学びが多いです。「話すのが苦手」でも、「失敗したらどうしよう」でも、まずは一歩踏み出してみてください。チームの中でこそ、自分の成長を感じられるはずです。