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IT勉強会を企画から開催までしてみたら、想像以上の経験値が得られた話

はじめに

こんにちは!dottインターンの平林です。
今回は、初めてIT勉強会を主催してみた経験についてご紹介します!


IT勉強会とは?

そもそも「IT勉強会」とはどんなものか。
一言で言えば、ITに関する知識や経験を共有する場です。

問題を解いたり競うイベントではなく、新しい技術や自分が作っているものについて発表したり、参加者同士で情報交換をしたりすることを目的としています。


IT勉強会に参加する3つのメリット

① コミュニティが広がる

普段は学校の中だけで完結してしまいがちですが、勉強会に参加することで他の学校の学生や現役エンジニアと交流できます。
そうしたつながりは、自分の視野を広げてくれます。

また、他の学生が自分よりずっと進んだ技術や面白い取り組みを当たり前のようにやっていたりすることも多く、良い刺激になります。
「こんなことやってる人がいるんだ」と驚かされることもしばしばで、自分もやってみよう、負けていられないなという前向きな気持ちにもつながります。

② 発表の場として活用できる

勉強会では「LT(ライトニングトーク)」と呼ばれる短時間のプレゼンがよく行われます。
5〜10分ほどの時間で、自分が学んでいることや作ったものを自由に発表できます。評価されることもないので、人前で話す練習にも最適です。

さらに大きなメリットは、自分が作っているものや取り組んでいることに対して、他の人から改善のヒントや具体的なアドバイスがもらえるという点です。
「もっとこうしたら良くなる」「この技術を使ってみたら?」など、より実践的で有益なフィードバックが得られることも多く、モチベーションの向上にもつながります。

また、発表を通して自分の活動を広く知ってもらうことができるため、企業の方から「おもしろいことをやっている学生がいる」と注目されるチャンスにもなります。

③ IT業界の“今”を知れる

現役エンジニアが多く参加しているため、実務で使われている技術やツールの話が直接聞けるのも魅力です。
「実際に働くときのイメージが湧いた」という声も多く、キャリアのヒントにもなります。


勉強会を主催するきっかけ

私はもともと、外部で開催されているIT勉強会に参加するのが好きでした。
そんなある日、dottの浅井社長から「自分で主催してみたら?」と提案をいただき、「やってみよう!」と決意しました。


勉強会の準備ステップ

テーマ・コミュニティ名の決定

今回は、「クラウドサービスについて学びたい」という自分の関心から、クラウドサービスをテーマにしました。
コミュニティ名は、「ちょっと触ったことがあるけど詳しくは知らない技術を“わかる”ようにする」を理念に、『わかるTech会』という名前にしました。

日程と会場の決定

ターゲットは学生に絞り、日曜昼にレンタルスペースで開催。
クラウドサービスはエンジニアにとっては馴染みがあるため、「初学者の学生向け」を意識しました。

内容と講師の調整

勉強会の構成は、GPTを使ってアイデアを出しながら構成案を作成
当初はdott社員の方に講師をお願いする予定でしたが、日程が合わず断念。
そこで、別の勉強会で知り合ったクラウドに詳しいエンジニアの方にダメ元でお願いしたところ、快諾いただきました。

告知と集客

準備を進めていく中で、企画の立て方や集客方法などの基本的な部分は、dottの浅井社長に相談しながら進めていきました
「どんな切り口にすると学生に響きやすいか」「SNSでの発信はどのタイミングが良いか」など、経験豊富な視点からのアドバイスをもとに、勉強会の骨組みを固めていくことができました。

また、今回はdottを協賛企業として開催したため、会場費などの実費を自分で負担することなく実施できました。学生として、ここまで本格的な企画に取り組める環境があるのは本当にありがたいことだと感じました。

内容が決まったら、IT勉強会の告知サイト「connpass」に掲載。参加上限は30名に設定しました。
ロゴはdottのデザイナーの方に依頼して制作いただきました。

制作していただいたロゴ👇

勉強会ロゴ

集客に関しては、以下の方法を行いました:

  • X(旧Twitter)やFacebookでの発信(dott公式アカウントにもリツイートしてもらいました)
  • 自分が普段参加している勉強会での宣伝
  • 他勉強会の会場で直接声をかけて広報

これらの地道な活動のおかげで、最終的に20名近くの参加者が集まりました。


勉強会当日の様子

学生からエンジニアまで幅広い方にご参加いただき、初心者にも経験者にも新しい学びのある勉強会になりました。

講師の方には、AWSとGCPの始め方や基本的な使い方について、初心者にもわかりやすく丁寧に解説していただきました。
実際にサービスをどう使い始めるのか、どんな用途で使われているのかといった実務に近い視点からの説明はとても参考になり、参加者からも好評でした。

勉強会の様子1
勉強会の様子3

また、別の勉強会で「勉強会企画してます!」とLTで発表したところ、
「次からうちの会社のオフィス使っていいよ」など、ありがたいご提案もいただきました。
まさに、勉強会で発表することの利点を実感した瞬間でした。


主催してみて感じたこと

企画から集客、運営までを自分で行うことで、大きな自信につながりました。
また、「どう集めるか」「どう伝えるか」といった部分は、マーケティングの感覚にも通じるところがあり、思わぬ発見もありました。


おわりに

勉強会を主催した経験は、参加するだけでは得られない貴重な経験になりました。
今後も定期的に開催していこうと思っています。

もちろん、まずは参加してみるだけでも大きな価値があるので、ぜひ気軽に参加してみましょう!